しばらく他の本読みたくない。。。というくらい良かったです。すごくリアルで緊張感のあるストーリーでした。
グリ森は1984年の事件ということで、犯人が作成した指示テープの子供と私は年頃も近く、感情移入しまくってしんどかったです笑。
記者が真相に近づいていく過程は、偶然の要素に頼りすぎかな?とは思いましたが、主人公の青年の調査との並行解明のおかげで違和感なく読み進められました。両方から糸が手繰り寄せられていく感じがとても良かったです。新聞記者の使命感みたいなものと、青年の複雑な心情、それから、犯人家族の悲劇など、あらゆる方向から読む者の心を揺さぶり続ける。読んでいる間ずっとずっと気の抜けない作品でした。
とりあえず、次は軽めの本にしよう、