「桐島、~」を読んだ時にも思いましたが、本当に朝井さんはストーリーも文章表現も写実的すぎます。
ストレートすぎます。打ちのめされます泣。
自分は何者かになれるのか。
この問題には多くの人がこっそり直面していたと思うし、そっとしておいて欲しかったな笑。
SNSで考えを発信しやすくなった分、個人の承認されたい欲求が高まって、こういう「特別になりたい人批判している自分も特別になりたい人」という展開になりがちだったかもしれないけど、今は「自分で自分を認めてあげよう、そしてコミュニティーに所属して、相互協力して承認し合おう」というところに、自分を含めて多くの人は落ち着いている気がします。
それでいいと思うんだけどな。
過酷な世の中ですが、結局は、ここまで極端に考えなくてもいいやん?みんな好きにしたらいいやん?と思い直せて良かったです。読み終わって一瞬、自分全否定されたような感覚だったので、考え直して立ち直れてよかった。。。です。