前作『自由研究に向かない殺人』と本作、次作の3部作になっているようです。
普段海外作品に十分に手を出せていないのですが、なぜかこれは絶対読もうと思った本。タイトルが良い!
女子高生が自由研究として地元で起きた事件を調査する話なのですが、主人公のピップの正義感とか行動力とかが、高校生でありえへんやろとは思えない上限のキワキワ。熱い。推理力もちょうどいい笑。ラブもあって、バランス良い!
今作は、前作を読んでいるとより楽しめる流れの中での別事件。精神的に成熟しつつあるピップですが、テーマがとても重くて、前よりも本格ミステリーに近づいている感じでした。最終的にピップにはつらい結末でしたが、自分の内面と向き合い、周りの人に支えられて乗り越えつつある。次作につながる(と思われる)良い作品でした。
私が好きなミステリーはサイコパス・スプラッター系が多くて万人受けしないのが玉に瑕ですが、これは若い子にもおすすめできる!良い作品に出合ってしまった
3作目楽しみです