とても良かったです。さすが直木賞候補作。
『方舟』読んだ後だったから、必要以上に何もかも疑ってしまった笑。まさに作者の思うつぼだったのではないかと思います。
この作品のテーマは「猜疑心」と言えるのかな。登場人物も読者も”彼女”を疑って疑って、でも最終的に疑った人が負けた。私も負けました。
『方舟』の次これって、順番完璧だったんじゃないかと思います。こういうところも読書の面白いところですよね。あれ読んでたから余計面白かったとか、現実にちょうどこういうことが起きたから余計泣けたとか。逆に、「あぁ。。。あの小説のあの人の気持ちってこんな感じだったのかな。。。」とか思い出してギュンってなるとか。
いろんな人生経験できてる感じ。酸いも甘いも。
お得感。