子供に読み聞かせしながら泣いてしまいました。読みながら一人でポロポロ泣いてしまっていて、息子が先に寝ていてくれてよかったと思いました。
淡々と、自分の大切に思うものを素直に大切にして生きているクロケットさん。誰になんと言われようと気にしない。何か言われていることにも気づいていないのかも。。。
最近こういう内容にすごく心を打たれてしまうのは何故でしょう。おそらく私が、クロケットさんの近所の人たちのように、自分の常識に外れたものを排除したい気持ちにとらわれているからだろうと思います。
もしかしたら、何を大切に生きたいのか、信念と言ったら大袈裟ですが、なんだかそういうものが自分にはないのかも。
自分にはクロケットさんのような生き方が出来ないと思って、悲しくて泣いてしまったのかもしれません。
たまにこういう話を読むと、いい意味で心が乱されて、自分がどう生きたいのかを改めて考えることができます。
そして、この本の一番素晴らしいところは、主役は「モミの木」であるということです。クロケットさんに育てられたモミの木が幸せで、モミの木のおかげでクロケットさんに本当のクリスマスがやってきたことです。育てるもの、育てられるものの理想の姿です。